肺がんの末期と検査

発見が遅れてしまうと、検査によって見つかった時にはすでに初期症状とは呼べないことも多くあります。中には、発見時に末期ということもあります。

末期肺がんと生存率

早期発見がきるかどうかによって、治療方法や生存率は大きく異なり、ステージがT期であれば5年生存率がおよそ80%であるのに対し、W期であれば5%程度になってしまいます。歴然とした差が存在すると言わざるをえません。これだけの差が出る以上、発見を早めることは必須課題と言えるでしょう。また、治療法についても、初期症状のうちは手術やレーザー治療を用いることが多いのに対し、進行してしまうと遠隔転移を起こし、全身療法を行わなければならなくなります。

肺がんの分類

大きく分けると小細胞癌と非小細胞癌の2つがあり、非小細胞癌はさらに腺がんや扁平上皮癌、大細胞癌等に分類されます。この中でも進行が早く、悪性度が高いのが小細胞癌です。初期の段階では発見が難しく、早い時期から転移も始める傾向があるため、末期症状になってから発見されることも珍しくありません。小細胞癌は喫煙との関係が深いため、タバコを吸う方はリスクを高めていることになります。

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末期症状の治療

根治を目指すのか、それとも症状の進行を遅らせることや、苦痛を緩和させることを目的にするのかをはっきりさせておきましょう。もはや根治が望めないという段階であれば、QOL(生活の質)の向上を重視して、副作用の強い抗がん剤の投与を中止することもあります。頭を整理してどのような希望を持っているかを明確にし、専門医に伝えるようにしましょう。また、末期肺がんはひどい苦痛を伴うことが多くあるため、鎮痛剤によって痛みのコントロールを行います。

末期肺がんの余命

厳しい現実ですが大切なことですので、余命についてはしっかり受け止めなくてはなりません。残された時間を悔いのないように過ごすために重要なことです。



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