皮膚がんの写真を探すには
インターネット上で数多く公開されています。画像検索を使ってもよいですし、皮膚がんの専門サイトを訪れることで見つけることもできます。
写真を利用する際の注意点
正確な診断を下すには、豊富な専門知識が必要です。異常を感じるようであれば、必ず皮膚科の専門医の診断を受けてください。皮膚がんの写真を見て、自分の症状とは異なると安心していると、思わぬ落とし穴にはまる可能性があります。あくまでも参考程度に考えておきましょう。
皮膚がんの種類
細かく分類すると多くの種類に分かれるのですが、代表的なものとしては基底細胞がんと有棘細胞がんがあります。この2つは非メラノーマ皮膚がんと呼ばれています。
基底細胞がんは頭や顔に多く、日光を浴びることが原因の一つと考えられています。年齢としては、60歳以上の患者さんが多く見られます。進行や緩やかですが、悪化すると筋肉や骨へも浸潤していきます。症状としては、ほくろのような黒いできものが発生することが挙げられます。
有棘細胞がんも高齢者に多く見られ、紫外線のほかにもヒト乳頭腫ウイルスが原因の一つとなっています。症状は様々で、表面がかさぶたのできかけのようになっていたり、出血しやすいできものができたりすることがあります。
皮膚がんの治療
標準治療としては、手術療法、光力学的療法、放射線治療、抗がん剤の4つがあります。手術の術式は様々で、病巣と周辺を切り取る単純切除のほかに、モース顕微鏡手術、レーザー手術、冷凍手術、皮膚剥削術等があります。
光力学的療法では、光線を照射することで癌細胞の死滅を図ります。正常な組織への影響は少ない方法です。放射線治療は、放射線を体の外から当てる外照射と、針やカテーテルを用いて病巣や付近に照射する腔内照射があります。抗がん剤を用いる化学療法では、血流を通して全身に抗がん剤の作用を及ぼす方法と、ある部位のみに効果を集中させる局所化学療法があります。
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