胃がんの5年生存率
一般的な目安となる数値は以下のとおりです。- ステージⅠ：90%
- ステージⅡ：75%
- ステージⅢ：40%
- ステージⅣ：10%
胃がんの生存率とステージ
上記の数字を見ても分かるとおり、症状が進行して病期（ステージ）が進行するほど、予後は悪化します。したがって、いかに早期発見を行い、迅速に処置を行うかが重要な問題となるのです。もたもたしていると症状が進行してしまいますし、発見できなくては対応することもできません。定期的な検査によって自覚症状のないうちに発見できれば、病巣を切除することで完治させることができることも多くあります。生存率を向上させるために有効な方法の1つが、早期発見なのです。
胃がんの生存率による病院選び
病院によっては生存率を発表していることがあります。その場合には、治療成績を知るうえで重要な資料となります。候補となる病院が複数あるのであれば、それぞれのステージごとに比較してみるとよいでしょう。その際に気をつけなくてはならないのが、数字を鵜呑みにはできないということです。たとえば、患者さんの年齢層に差がある場合､高齢の患者さんが多い医療施設は不利になります。
また、全ての患者さんを調査できているわけではなく、追跡しきれない例がありますが、死亡した患者さんをあえて追跡しないことによって、見せかけの胃がん生存率を向上させることもできます。こうした裏を読むためにも、付随して発表されている情報にもくまなく目を通し、影響を及ぼす事柄について吟味しておくようにしてください。
病院によっては、胃がんの治療でも初期症状の場合に強みを持っていたり、末期の患者さんの対応を得意としているといった傾向をもっていることがあります。自分の進行度について見てみることで、それぞれの病院の特徴との相性についてもチェックしておきましょう。
胃がんの生存率の向上
治療の方法や抗がん剤の進歩により、治療成績は改善されています。いまや胃がんは不治の病ではありません。適切な時期に治療を行うことで、完治だって十分に望むことができます。
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