腰痛の体操の方法

イスを使ったストレッチ
イスに浅く腰掛けて足を広げ、背筋を伸ばして大きく息を吸ってから、息を吐きながらゆっくりと体を前に倒し、頭が両足の間にくるようにします。続いて、イスに深く座りなおしてから、両腕を上に上げて上半身を伸ばしながら、ゆっくりと後ろに反らせます。最後は片側のひざを手で抱えて、胸につくように引き上げます。両足を交互に行いましょう。

立って行うストレッチ
両足を肩幅に開いて、上半身をゆっくり前屈させてから、今度は腰に手を当ててゆっくり後ろに反らします。

腹筋強化運動
仰向けになって膝を曲げ、手の勢いを使わずにゆっくり状態を起こして肩が床から10センチほど起こし、5秒静止してから元に戻します。この動作を10回繰り返します。

腰の反りを直すストレッチ
仰向けで膝を曲げた状態で、背中を床に押し付けます。その後でおしりに力を入れて浮かせ、5秒静止します。10回繰り返します。

腰の筋肉を伸ばすストレッチ
仰向けになって、両手を頭の後ろで組みながら、左ひざを曲げて下半身を右側にひねっていきます。左のひざが床につくぐらいの状態で静止し、ゆっくり元に戻します。次に、両手で膝を抱きかかえます。膝を胸につけて、5秒間静止し、胸から膝を離します。

腰痛の体操の注意点

体操を行う場合に、痛みを我慢して無理をすると腰痛を悪化させる恐れがあります。体の状態を見ながら行うようにしてください。あまり腰痛が悪化しないうちに体操を始めておくと予防にもなります。整形外科の専門医と相談して、安静を優先すべきだと言われた時には体操は控えておきましょう。無理をして悪化させてしまっては逆効果です。

運動による腰痛の治し方

体操やストレッチも腰痛の治し方の1つですが、歩くことも役立ちます。激しい運動は体に負担をかけすぎることがありますが、歩くだけなら負担を抑えることもできますので、治し方として有効なだけではなく、予防方法としても役立てることができます。無理のない範囲で散歩をするとか、通勤の際に一駅分歩いてみるといったところから始めてみるとよいでしょう。

中川式腰痛治療法
腰痛がひどい場合には整形外科へ

自分で体を動かすことも大切ですが、痛みがひどい場合や慢性的に持続する場合には病院で専門医に見せておきましょう。治療が必要な場合もありますので、放置しておくと悪化してしまうこともあります。整形外科の病院であれば、何が原因になっているかを診断してくれますので、問題の根本がどこにあるのかを明確にすることができますし、適切な治療法についてもアドバイスを受けることができます。



腰痛の2大原因
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