ほくろと思っていると皮膚がんの場合も

一見するとしみやほくろと考えられるものが、実は皮膚がんである場合もあります。皮膚がんは細分化すると数十種類に分類されるため、多種多様なものが含まれています。その中には、ほくろに見えるものや湿疹のような外見をしているものがあるのです。

皮膚がんとほくろの区別

皮膚がんが疑われるケースとしては、しみやほくろが大きくなってきている場合や、形が崩れてきた場合、表面がざらざらしてきた場合、色がまだらになっている場合、出血がある場合があります。これらの症状が見られる場合には、ただのほくろではない可能性がありますので、皮膚科に行って専門の診断を受けてください。

たとえ専門医でも視診だけでは正確に判定できない場合もあり、詳しい検査を必要とすることがあります。疑わしい症状がある場合、くれぐれも自己判断で大丈夫だと思い込まないようにしましょう。早期発見ができれば、治療において大きなプラスとなります。おかしいと感じたら、早めに専門医から診断を受けることが大切です。

ほくろとメラノーマ

メラノーマとは悪性黒色腫とも呼ばれており、皮膚がんの一種です。ほくろのように見えるメラノーマは、ほくろの癌と表現されることもあります。悪性度が高いことがメラノーマの特徴となっており、早期発見が重要です。メラノーマは60歳代と70歳代の方に多く、体の部位としては足の裏に発生することが多くあります。

皮膚がんの検査

皮膚科の専門医の目による視診のほか、病変の一部を切り取って癌細胞の有無を調べる組織診を行います。また、転移の状態を調べるために、CTやMRIといった画像診断を用いることもあります。

そのほかにも、注目されている検査の方法としてダーモスコピーがあります。ダーモスコピーとは拡大鏡の一種であり、病変を拡大することで内部構造を観察することができます。ダーモスコピーを使うことでただのほくろであるのかどうかを判定することができる場合もあるのですが、皮膚科の病院でも扱っていないことが多く、広く普及しているとは言えません。

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皮膚がんの写真

皮膚がんの画像

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